マイナス金利と住宅ローン

銀行にお金を預ければ、当然、利子がつき、それも、定期にして長く預ければ預けるほど利子がついてお得。
これが今までの常識ですが、この常識が覆ったのが、2016年1月に日本銀行が導入したマイナス金利です。
これは、銀行間が行われる当座預金が対象なので、私達庶民の預金にマイナス金利が適用されるわけではありませんが、利子がさらに下げられ、普通だろうが定期だろうが、いくら預けても殆どお金が増えない状態となってしまいました。
最早、銀行は単に、お金を保管しておく金庫の役割しか果たさなくなりました。おかげで、個人用の金庫がかなり売れているそうで、銀行にお金を出しに行く手間よりも、タスン預金で現金を持っていた方が良いのかもしれません。
マイナス金利導入によって、一番恩恵を受けるのが、住宅ローンを組んでいる人、あるいは、これから組もうとしている人でしょう。
かっては、住宅ローンの金利は、6~7%が普通でしたが、それが、3%台、あるいは、2%台へと引き下げられてきましたが、これを契機に金利がさらに下がり、変動型だと、平均0.756%、10年の固定型だと平均1.079%と、嘘のような低さです。
すでに住宅ローンを組んでいる人は、借り換えのチャンスですし、これから住宅を購入して住宅ローンを組む人にとっては、金利負担が軽減されて朗報でしょう。
バブル時代の金利の高さを経験している人にとっては、まさに、嘘のような話ですね。



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