滋賀県のパワースポツト

琵琶湖を要する滋賀県は、その地理的特性から京都や奈良、そして、大坂への物資や人材の供給源及び中継地として、また、畿内と東国・北国とを結ぶ要衝の地として発展し、それがゆえに、日本の歴史に大きく関わってきた。

古くは、天智天皇近江大津宮が置かれ、壬申の乱賤ヶ岳の戦い比叡山の焼き討ちなどと、度々、戦乱の舞台となり、それだけ、由緒由来の地が多く、パワースポットも数多く存在する。

とりわけ、琵琶湖の北部に浮かぶ小さな島竹生島(ちくぶしま)は、古くから信仰の対象とされ神の棲む島とも言われ、能の演目や平曲や近世邦楽の楽曲でも取り上げられている。

現在は、琵琶湖国定公園特別保護地区、国の名勝および史跡に指定されている。都久夫須麻神社(竹生島神社)、宝厳寺、それに、琵琶湖を望む断崖上に龍神拝所があり、ここから土器を湖に投げると、願いが竜神により成就されるとする「かわらけ投げ」という風習がある。

標高848mの比叡山全域を境内とする延暦寺は、平安時代初期に最澄により開かれた天台宗本山寺院である。住職(貫主)は天台座主と呼ばれ、末寺を統括し、高野山金剛峯寺と並んで平安仏教の中心地として栄えた。「東塔」「西塔」「横川」と呼ばれる三塔に200あまりの堂塔が点在し、現在も僧侶は厳しい修行を行っております。

石山寺真言宗の寺院で、京都の清水寺奈良県長谷寺と並ぶ、日本でも有数の観音霊場で、西国三十三箇所音霊場第13番札所となっている。

御本尊は如意輪観音で、開基は良弁である。本堂は天然記念物の珪灰石という巨大な岩盤の上に建ち、これが寺名の由来ともなっております。『源氏物語』の作者紫式部は、石山寺参篭の折に物語の着想を得たとの伝承があり、「近江八景」の1つ「石山秋月」でも知られる。

日吉大社山王権現とも言われ、全国に位置する日吉・日枝・山王神社総本宮で、全国の山王神道山王信仰の拠点でもあります。ニホンザルを、神の使いとして崇拝することで知られております。