永代供養と永代使用の違い

永代供養と永代使用は、似たような言葉で混同しがちですが、この2つの言葉の意味は全く異なるものです。

永代供養は、後継者がいないために、将来に渡って墓守ができない人に代わり、寺院や墓園業者が永代にわたって供養と管理を行ってくれるものです。

そして、33回忌とか50回忌までの期限付きの場合が多く、この期間が終了した後は、合祀墓に合祀されることが殆どです。また、お墓の後継者が改宗などによって檀家を辞めると、永代供養の契約が破棄されるケースもあります。

一方、永代使用とは、最初に「永代使用料」を払って、お墓を使用する権利を取得するもので、管理料を支払っている間は、そのお墓を使い続けることができる権利です。

すなわち、寺院から墓地を提供してもらい、永代使用料を支払ってお墓を建てる権利を得るものです。

そして、寺院側は、檀家となった信徒に対して永代に供養を行うことを約束し、檀家は、永代使用料や管理料の他に、寺院の行事や法要の際などにお布施を出す必要があります。

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