信用リスクの評価

信用リスク(デフォルトリスク)とは、企業や政府自治体などの債券や株式の発行体が破綻するリスクのことですが、こうした、リスクは多くの商品に存在しており、通貨もその国の政府の信用リスクを抱えていることになります。

そして、この信用リスクはそのリスクがどれほど大きいものであるのかを「評価」する仕組みが必要です。それがないと、適切なリスク管理をすることはできません。

国や大企業などに対する信用リスクは、「格付(信用格付)」によって評価されております。

この格付が高いほど、信用リスクは低くなり、格付が低いほど信用リスクは高くなります。

こうした格付は、「スタンダード&プアーズ」や「ムーディーズ」などの格付会社が行っております。

こうした、格付会社では、国、地方自治体、会社などを「A」から「D」のランクを付けて評価しており、その信用格付けは公開されているため、国や企業などの信用リスクを客観的に評価することができます。

国債社債などの債券取引は、こうした格付を参考にリスクを把握して行うことになります。

このように、国や大企業などの信用評価は「信用格付け」が大きな役割を果たしますが、それ以外のもっと小さな取引の場合は、別の手段を用いて信用評価をする必要があります。

例えば、クレジットカードやキャッシング・カードローン、住宅ローンなどの与信取引を行う場合は、金融機関が「審査」を行って、その人の信用リスクを調査します。 その結果に基づいて、融資の可否や金額を決定することになります。

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